ここでは省略していますが一番大事なのは洗浄までの準備です。
養生が甘ければ電装部分に水がかかり故障の原因になります。また、壁や床によごれが飛んでしまう危険もあります。
しっかりと養生をすれば後はゆっくり洗浄するだけです。失敗する危険性はかなり低くなります。

エアコン洗浄剤と高圧洗浄機で、家庭用エアコンが洗浄できるセット。
エアコン内部の洗浄が簡単に行えます。

アルミフィンの洗浄では両端（電装）の方に向けて放水しないことです。
まっすぐ垂直にやや内向きに放水します。
まずは5cmくらいの距離で縦にアルミフィンを洗い、そして1cmくらいに近付けて横の冷却管の間を洗います。
最後に送風ローラーを洗います。

洗剤、リンス剤の使用量は同じが目安です。一般的な家庭用エアコンでは5～10L程度使用します。
リビング用とキッチン用エアコンでは汚れの量や質が違う場合がありますが濃度を変えるのではなく、洗剤の使用量を調節することで対処してください。

リンス後にはpHの確認を必ず行いましょう。
pH試験紙を使って中性を示す7か、悪くてもpH8になっていることを確認してください。
pH9くらいだと洗浄直後は大丈夫でも3日後くらいに残留したアルカリによってアルミフィンが腐食してしまいます。

可能ならばここで『シルバーエアコン防カビ抗菌コート』をアルミフィンに噴霧してください。
約1年効果が持続しカビの発生を抑えます。
エアコン1台に100～150mlが目安です。

回収した汚水をアルカリ排水中和剤にて、中和し法令に従い処理を行いpH試験紙でpHを確認する。

壁掛け型エアコン洗浄手順を動画でわかりやすくご説明します。

天井カセット型エアコン洗浄手順を動画でわかりやすくご説明します。